スキーやスノーボードを楽しむ上で、板やストック、ウェアなどすべての装備が自前でレンタル代がかからない場合、ゲレンデにおいて最も大きな出費となるのがリフト券代です。限られた滑走時間の間に本数をこなしたい場合、回数券よりは一日乗り放題券を選びたいものです。スキー場の規模にもよりますが、一日乗り放題券となると4千円から5千円ほどかかりますので、旅行会社が主催している各種スキーツアーに参加する場合、乗り放題のリフト券が付いているかどうかが、選択する上での重要なキーワードとなります。
宿泊プランにしても日帰りツアーにしても、滞在中リフト乗り放題というサービスは大変嬉しいものです。
単に、ツアーのパック料金に割引価格で含まれており、乗り放題が付いていないプランの費用に乗り放題ぶんの金額をプラスして比較してみて、特段に割安という訳ではない場合でも「乗り放題がサービスになっている」というお得感は、大きいものがあります。ゲレンデを目の前にして、1分でも早く滑り始めたいという逸る気持ちを抑えながらリフト券を購入するという手間が無いことや、現地で多大な出費をしなくて済むというのも、意外にありがたいポイントです。
スキーは、スノーボードと違ってストックを持っていることから、リフト乗り場でも両手がふさがっていることになり、乗る度に必要となる回数券は、取り出す手間がやや煩わしいものとなります。一日乗り放題券であれば、いったんチケットホルダーに入れてそれを腕などに装着しておけば、あとは乗るたびに係の人に見せるだけで済むという便利さがあります。
ツアーオリジナルの乗り放題券の場合、ランチ料金が割引というものもあり、そういった、お得感の高いツアーが、やはり選ばれやすくなっています。